知ってるだけで上手く描ける レインコートのコツ
2019.07.02
yaki*mayuさんの新シリーズ、「知ってるだけで上手く描ける 服装のコツ」第9回。この講座ではいろんな服装を描く上で、「事前に知ってるだけで、作画力がアップする知識」を紹介していきます。
描き慣れない服装で悪戦苦闘されている方や、服装の作画をワンランクアップしたい方は、是非ご一読下さい。
今回は、萌系イラストを描くときに欠かせない「ロリータファッション」のコツをご紹介したいと思います。
今までの”知ってるだけで上手く描ける 服装のコツ"シリーズ第6回「レインコートのコツ」、第7回「夏服のコツ」、第8回「浴衣のコツ」もチェックしてみて下さい。
▼目次
それでは、今回のテーマである「ロリータファッション」のコツを見ていきましょう。
はじめに、ロリータファッションを描くときの基本的な流れを説明します。
ロリータファッションはゴチャゴチャしていて難しい印象がありますが、この順番で描くと簡単にロリータファッションらしくなります。
形状は様々ありますので、自分が好みの形状をベースにして描いてみましょう。
ただし、思いつく形状で描くといつも同じような服になりがちなので、インターネットでロリータファッションを検索してみて新しい形状を探してみるのも良いでしょう。
また、同じ構造でも、角を尖らせたり丸まらせたりすることでも印象を変えることができます。
大きなヒラヒラを描くときは、シワから描くと自然に描けます。
大きなヒラヒラは、ギャザーを寄せて作られたフリルと言うよりは、体のラインや動きによってシワができ、その先が折り重なってヒラヒラしていることが多いです。
そのため、シワを先に描くことで自然なヒラヒラになるので、是非試してみてください。
ロリータファッションでは、細かいリボンやフリルがたくさんありますが、これらをしっかり描くと絵がゴチャゴチャしすぎてしまいます。
そんな時は、小さいリボンやフリルは敢えてデフォルメして描くことで、描き込み量のバランスを調整できます。
また、デフォルメされていたほうが塗り作業も楽ですので、時間短縮にもなります。
これらを利用して、ロリータファッションのイラストの完成です!
ロリータファッションの描き方や、描くときのコツについて紹介させていただきました。 ロリータファッションのイラストにも色々あるため、今回紹介した中で自分のイラストで活用できそうな内容がありましたら是非使ってみてください。
このシリーズでは、一度読むだけで、その服装を描く時に思い出して活用できるようなテクニックをどんどん紹介していきます。 次回も服装別の「作画ポイント」や「描く時のコツ」をご紹介しますので、是非見てください。
これからも頑張って、いちあっぷしていきましょう!それでは、ありがとうございました。
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フリーランスのイラストレーター。萌系イラストを中心に主にソーシャルゲームなどのキャラクターデザイン、スチル、カードイラストなどのお仕事をいただいております。晋遊舎「デジ絵の文法」「イラストレーションスーパーテクニック」での執筆、ホビージャパン「スーパーデフォルメ構図集 ラブラブ編」でのコラムの担当など、絵の講師としても活躍させていただいています。