強弱をつけた線を引こう! 線画の描き方
2025.04.30
前回はイラストレーター・ももいろねさんによる線画の描き方をご紹介しました。
▽線画の描き方の記事
今回は線画の続きとなる、下塗りのやり方とコツを解説します。
使用ツールはSAIです。ご紹介する下塗りのやり方とコツは他のお絵描きアプリでも応用できる部分がありますので、是非参考にしてみてください。
▼目次
肌の下塗りから始めます。
まず、線画レイヤーを入れたフォルダを選択した状態で「領域検出外に指定」にチェックを入れます。
次に、自動選択ツールで肌部分を塗り潰していきます。自動選択ツールで塗り潰す間は青く表示されます。
肌を塗るときには目や鼻、口などの顔パーツを非表示にしたり、線画フォルダから外しておくと自動選択ツールでの塗りつぶしが楽になります。そのため、線画の段階で顔パーツのレイヤーを分けておくのがおすすめです。
メニューバーの「レイヤー>レイヤーを塗り潰す」で指定の色に塗り潰しました。
白背景だと肌色が見えにくいため、濃い色を仮置きして塗り残し部分を見つけやすくしています。他にも背景に濃い色を置いて肌色を見えやすくする方法もあります。
塗り残し部分を塗ったあとにレイヤーの「不透明度保護」にチェックを入れて下塗りの肌色で塗り潰します。
線画のない白目の部分は自動選択ツールは使えないため、線で囲って塗り潰したあとに形を整え、水彩系のブラシでフチをぼかしています。
レイヤーの「不透明度保護」にチェックを入れ、黄色寄りの白で塗り潰して白目の下塗りの完成です。
髪の下塗りは前髪と後ろ髪を別レイヤーに分けて塗り潰し、影入れをしやすくしています。
着色がしやすいように考えながら塗り潰しを進め、下塗りの完成です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
こちらの動画では、実際に下塗りをする工程を見ることが出来ます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。
イラストレーター兼デザイナーとしてイラスト講座やメイキング動画、キャラクターデザインなど幅広く手がけ活動しています。
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