プロが語る！これからWEB漫画をはじめてみたい方向けの3つの心構え

2015.01.07

伸びてる！　WEB漫画&電子漫画アプリ

国内外でも大人気の「Manga」

最近、どんな漫画を読みましたか？

小さな子供や若者をはじめ、幅広い層に支持されている漫画。海外でも人気は高く、comicとは別に「Manga」という単語が浸透しているほど。毎週決まった漫画を買っている方も多いのではないでしょうか。

今注目すべきはWEB漫画

今伸びているのが、電子端末やモバイルで読めるWEB漫画です。

漫画専用アプリのTVCMが最近増えてきたことも印象的ですね。

WEB漫画の最大の魅力は、なんといっても

読みたい時に読める
試し読みで中身を確認できる

などの手軽さです。

漫画を描くクリエイターさんにとっては自分の作品を誰かに評価してもらえるのに加え、ネットで話題になったことをきっかけにデビューや映像化に繋がるケースもあり、チャンスは拡大中。是非とも挑戦したいジャンルですね。

今回は、『マンガ読破！』などのアプリを運営している株式会社役漫さんにご協力頂きこれからWEB漫画に挑戦してみたい方向けに「3つの心構え」をご紹介します。

１. 電子端末・モバイル映えを意識した構成に

トレンドの縦スクロールをおさえよう

電子端末やモバイル画面のサイズ上、1ページずつ表示されることが多いので2ページをまるごと使用する見開きは、画面が分割されてしまい読みづらいことも。

WEB漫画ではスマートフォンからの閲覧を想定して「縦スクロール」と呼ばれる、指の動きだけで読める形式が流行中です。

コマ割りの自由さは少々制限されますがこのひと工夫で、モバイル端末での読みやすさが格段にUPします。

２.「試し読み」で読者の心を掴めるかがポイント

冒頭を特に意識しよう

漫画の冒頭数ページの試し読み、１話無料キャンペーンなどWEB漫画の多くは「試し読み」を取り入れている場合が多いです。

出だしの数ページで、読者にどれだけ興味を持ってもらえるかがヒットの大きな鍵となることも。

３．「若手が挑戦しやすい環境」を大いに活用しよう

自分の作品が、憧れの有名作品と一緒に並ぶ！？

WEB漫画では、過去の話題作のラインナップに加え今後ブレイクしそうな新人、若手作家の作品も積極的に掲載されることが多いのも特徴のひとつ。自分が作った作品が、有名作品と一緒に並ぶこともあります。

次に来るのは「リメイク作品」？

『ワンパンマン』や『堀さんと宮村くん』などネット上の人気を受け、商業用にリメイクされた作品も増えています。

役漫さんが注目しているのは、「過去の有名作品を元にしたリメイク作品」です。作品の絵柄、表現、レイアウトを現代風にアレンジすることで既存のファンに加え、今まで作品を知らなかった新しい読者層を取り込むことが出来る為業界でも関心が高く、お仕事の増加が期待されているとのこと。

役漫さん「マンガリメイクに関しては、これまでにあまりない市場を創っていくお仕事です。名作やちょっと長めの作品をリメイクしていくので、継続的にマンガ制作をお願いすることになると思います。リメイク漫画をベースに映画やアニメ化という領域も一緒に狙っていくことが出来ればと思いますので、是非多くの方にチャレンジしていただきたいです。」