同人誌即売会の参加経験者、将来参加してみようと思っている方。サークルスペースのレイアウトについて考えたことはありますか? サークルスペースのレイアウトやディスプレイが良いと作品の見栄えが良くなり、周囲からの視線が集まりやすくなります。
今回はコミックマーケット89(コミケ89)に参加して、サークルスペースのレイアウトについてヒアリング調査を実施。レイアウトにこだわりがあるサークルに共通する「見栄えが良いレイアウト」をご紹介します。
特にイベント参加時に「思ったより見に来る人が少なかったな」と感じた方は、サークルスペースのレイアウトを見直してみましょう。
サークルスペースとは
サークルスペースとは、コミケやコミティアなどの即売会イベントで用意されたサークル向けの頒布スペースです。
イベントによって異なりますが、コミケの場合「横幅 90cm×奥行き70cm ×高さ150cm」
がサークルスペースです。同人誌の定番サイズであるB5だと4冊程並べておくことができます。
注目されやすいサークルスペースに共通する5つのアイテム
目を引くレイアウトにするにはどうすればいいのでしょうか。
人気サークルに調査したところ、
- 多くのサークルが並ぶ中で注目されるインパクト
- 何を売っているかよくわかる見やすさ
の2点が視線を集めるポイントのようです。
この2点を引き立てる5つのアイテムをご紹介します。
1.お品書きのポップ+スタンド
お品書きのポップを用意することで、新刊か既刊か、そして価格がひと目で分かるようになり、購入しやすくなります。
さらに工夫しているサークルは、漫画形式やキャラクターに吹き出しを付けて喋っているようなポップにすることでインパクトを出していました。
机の上に立たせておくと目につきやすそうです。
2.ポスター
イラストと共にブースの番号とサークル名を載せたポスターがあると遠くからでもサークルをアピールすることができます。周囲に認知してもらいたいときに使いましょう。小さすぎると目立たないのでA1以上のサイズがオススメです。
会場への持ち運びに便利な、携帯型ポスタースタンドもあります。コミケ参加者はこのようなスタンドを使っていました。
▽同人イベント用ポスタースタンド『PO.SU.TA』
http://www.marudai-corp.com/posuta/
3.敷布
敷布を引くことで、作品を引き立てたり、足元の荷物を隠したりすることができます。中には売り手側にポケットを作って釣り銭や小道具を取りやすいようにしているサークルもありました。
4.段のあるブックスタンド
品物は立てておくと目を引きやすいです。品数が多い場合は段々を作って置くことでスペースの整理且つ、見栄えがよくなります。スタンドを用意しておくと既刊は平積み、新刊は立てて配置などスペースをアレンジできそうです。
話を伺ったサークルは以下のアイテムを使って、展示していました。
▽同人誌即売会卓上組み立て式販売台『AliceDISPLAY』
http://alice-books.com/item/show/4433-1
▽ダンダン段ボール
http://shimaya.net/dandan/index.html
5.値札カード
品物と同様に値札も立てておくと見やすいです。
ポイントは印刷すること。印刷されていることでプロ感が増し、より価値があるものに見えます。手描きの場合はデザインが凝ったものやキャラクターを交えるなどの工夫があると良いでしょう。
自分で作る! サークルスペースのレイアウト
pixivで「スペース設営」のタグを調べると、自作のレイアウトアイテムが満載です。
100円ショップのアイテムが意外に役立ったり、アイデア次第で色々なディスプレイに挑戦したりできそうです。
理想のディスプレイ器具がお店に売っていなかったら、自分で作るのも手ですね!
いかがでしたか?
それぞれのスペースは小さい机ですが、工夫次第で見せ方は様々です。自分流にアレンジして、サークルスペースの設営もイベントの楽しみのひとつにしてみませんか?