イラストでキャラクターに武器を持たせるとき、
「この武器がどういう構造になっているか分からない」
「武器についてちゃんとまとまっている資料が見つからない」
ということ、ありませんか?
今回は、構造理解と歴史をテーマにMUGENUPのアートディレクターとイラストレーターが厳選した「武器資料」をご紹介します! 見ているだけでもワクワクする武器の資料、是非チェックしてみてください。
無料で読める!武器資料サイト
Sketchfab
(キャプチャ引用元:Sketchfab)
3DCGモデルを投稿できるCGコミュニティサイト。武器のCGモデルも多数投稿されています。CGモデルは360°回転可能のため、武器構造の理解に役立ちます。
Art of Swords(Tumblrアカウント)
(キャプチャ引用元:Art of Swords)
実物の剣の画像を投稿しているTumblrアカウントです。各国の歴史ある武器の詳細をくまなくチェックできます。
ハイクオリティ! 武器参考書籍
図解 近接武器 (F-Files)
近接武器の基本的な種類や構造などがコンパクトにまとめられた本。文字も比較的大きく、構造理解を助けてくれるイラストも豊富で、短時間でサクッと読むことができます。
各武器の歴史的背景や実際の使用方法についても書かれているので、より説得力のある武器デザインに役立つはずです。
MUGENUPのアートディレクターからは「写真やイラストを眺めてデザインするより、武器の歴史、仕組み、使用目的を理解したうえでデザインを考えるほうが、説得力があって良い」という意見もあります。
同シリーズには「図解ハンドウェポン」「図解ヘビーアームズ」など様々な種類があり、どれも参考になるものばかりです。
WEAPON ~A VISUAL HISTORY OF ARMS AND ARMOR~
石器時代の石斧から最新の銃器、弾薬までも網羅したヴィジュアルブック。文章はすべて英語ですが、実物の写真メインで構成されているため、文章が読めなくても「どの時代でどういう武器が使用されていたか」をビジュアルで理解することができます。
各パーツの名称も細かく表記されており、武器への理解が深まります。また、武器と比べると少ないですが防具も掲載されています。
時代や武器の種類別に構成されているので、目的の武器を簡単に探すことができるのもポイントです。
WEAPONS & ARMOR
1400枚以上の武器や鎧の詳細な木版画や銅版画などが掲載されている本。こちらも文章は英語ですが、ほとんどイラストのみで構成されているので、資料としては十分に役立ちます。
またこちらに掲載されているイラストは制限があるもののすべて著作権フリーなので、資料としてだけではなく、トレスして実際のイラストにも使用することが可能です。
モンスターハンターイラストレーションズシリーズ
『モンスターハンター』シリーズのイラスト集。最新刊の『モンスターハンター イラストレーションズIII』では武器・防具・モンスターを中心に、なんと2300点以上のイラストが収録されています。
特に武器の2面図や3面図が収録されているのがポイントです。これにより、武器が立体としてどういう構造なのかを理解することができるので、前述の『図解 近接武器 (F-Files)』と併せて読めば、武器への構造はバッチリカバーできるでしょう。
いかがでしたか?
かっこいい武器を描くコツは「リアリティを追求する」こと。実用性が感じられない武器ではどこか頼りなく見えてしまいます。
今回は武器の構造理解と歴史をテーマに、武器の説得力を出すために役立つ資料を紹介しました。これらをフル活用してカッコよくて強そうな武器イラストを描いてください!
Banner Photo by Tor-Sven Berge / CC BY