今回はプロイラストレーターであり、VTuberとしても活動しているまさるドット子さんによる『【納期】プロイラストレーターのスケジュール管理方法大公開!!【厳守】』の動画を元に、複数の案件を効率的に進める方法をご紹介していきます。
「いつも締め切りに追われている」「納期を守るのが難しい」と感じている方は、ご紹介するスケジュールの管理方法を是非試してみてください。
▼目次
準備するもの
納期を守るためには、スケジュール帳を活用していきます。
一ヶ月分を一目で把握できるカレンダータイプを使用し、書きこむスペースが広いものを選びましょう。
直筆で書くことで記憶に残りやすいのでアナログタイプのものを使っていますが、スマホやパソコンのカレンダーを使用するデジタルタイプのものでもOKです。
青のボールペンでメイン収入の案件、赤のボールペンで副収入の案件、青の蛍光マーカーで完了したもののチェック用にと使い分けています。
自分の制作時間を把握しておく
1枚のイラストに必要な工程は「ラフ・線画・着色」です。自分がそれぞれの作業をどのくらいの時間で行うことができるか把握しておくと、スムーズにスケジュールを組むことができます。
記事元のまさるドット子さんの場合、<ラフ1時間、線画3時間、着色4時間>です。
キャラクターの立ち絵や背景ありのものなど、イラストの種類によって時間は変動するため、おおよその時間を把握するだけで大丈夫です。
余裕をもつためのポイント
イラスト完成後に修正の指示が入ることを考えて、余裕をもったスケジュールを組むことが大切になります。
また、自身の病気や身内の不幸、飲み会などの不測の事態に備えておきましょう。仮に不測の事態が起きてしまった場合は、週休2日として確保している日を使い、対応できるようにしていきます。
スケジュールの組み方
1日の勤務時間を8時間(残業あり)、一か月の受注案件を7個と想定してスケジュール帳に書き込んでいきます。
ラフ・線画・着色ごとにクライアント先に提出し、修正後にもチェックが入ります。チェックには1日~1週間かかるため、各工程を1週間空けるようにスケジュールを組みます。
書き方
「ラフ・線画・着色」を1週間ごとに行うようにスケジュールを書き込みました。案件によって作業量が多いものは2日に分けたり、予備日を設けたりします。
調整
案件⑥を入れるために工程を1週間ごとにする必要がありますが、空いている日がありません。そこで、スケジュールの調整をしていきます。
ラフや線画は1日に1つの案件だと時間が余るため、案件①②③のラフや案件④⑤のラフ、案件①②の線画をそれぞれ1日にまとめました。
案件⑦のSkeb依頼はクライアント先からのチェックが入らないため、1週間の日程を空ける必要はありません。
案件が完了したものに青のマーカーを引いていきます。
あとがき
1日のスケジュールをコツコツと達成し、予定していた勤務時間に終わらなければ残業として取り組んでいきます。
決めたスケジュールを必ず守ることでイラストレーターとしての信用・信頼を得ることができ、仕事の幅を広げることが可能です。
余裕をもったスケジュールで確実に納期を守れるイラストレーターを目指していきましょう。最後までご覧いただき、ありがとうございました!
さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!
こちらの動画では、詳細な解説を聞くことができます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。
記事元の作者:まさるドット子
プロのイラストレーター系VTuber。YouTubeにてお絵描き講座やイラストレーターに関する情報を発信し、Live2D制作も多数手掛け活躍。
Twitter:https://twitter.com/masarudottoko
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC-tS2U8BB8qTo2tVhoZ30Aw