本記事では、SNSで注目を集めるような「映える塗り」を紹介します!
今回はプロのイラストレーターである城田アキトさんにご解説いただいた「映え塗り【分冊版】」より、目と顔回りの塗りの項目を抜粋し、SNS映えする厚塗りのコツをご解説いただきました!
▼目次
髪の塗りのコツ
影の描きこみ
髪のハイライト
髪で個性を出す
髪の塗りのコツ
髪は立体感を与えると見栄えが良くなります。髪を束として捉えて、毛束が重なり合っている空間を作りながら躍動感を出しましょう。
影の描きこみ
▲躍動感を出すために、枝分かれした髪の束で空間を作ることを意識する。また、影入れは、髪の一本一本ではなく、塊とコントラストを意識して塗っています。毛先と頭頂部に薄いグレーを置いた後、それより濃いグレーで髪の束の影を描いていく。
ポイントは髪の束を意識すること。影のフチを一段暗く、細く入れることで影が際立って見えます。また、太い影と細い影でリズムを作るとより綺麗に見えます。
髪のハイライト
髪にハイライトを入れる場合、加算(発光)モードにしたレイヤーを作成し、塗りに使用したブラシの濃度を20前後まで下げた状態に設定します。明るいオレンジがかった黄色を薄く入れ、ブラシの色を透明に変えて削りながら調整します。
髪で個性を出す
▲今回はケモミミで個性を追加する
ケモミミの塗りは、毛の流れや光に照らされた時の見え方を意識します。毛の質感は、ブラシで斜線を描くように流れに沿って入れました。
色素の薄い耳の中はピンク(血の色)が透けて見えます。それを表現するため、通過モードにした効果レイヤーに、赤みがかったピンクを置きましょう。レイヤーの不透明度を50%前後に下げ、耳の内側が透けているようにします。
まとめ
今回は髪の塗りの項目を抜粋して、そのコツをご解説いただきました。
- より映えるイラストを目指すには、髪の立体感がキモ。
- 髪の束を意識して、影のフチを一段暗く、細く入れることで影が際立って見え、より立体感が増す。
- ケモミミは、毛の流れや光に照らされた時の見え方を意識する。
“SNS映え”につながるポイントとしては「髪の束」を意識することが大事です。躍動感を出して、より「映える」イラストを目指しましょう!
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著・画 クラコ
Vtuberの配信サムネイルイラストやグッズイラストなどを制作。