自分らしさを表現する「名刺代わり」
あなたは「自分のポートフォリオサイト」を持っていますか?ポートフォリオサイトとは、自分の作品を集めたWEBページのこと。イラストレーターにとって、言わば「名刺代わり」になる大事なツールです。
pixivやtwitterなどの大型のSNSと別にサイトを作ることで
- イラストを描くこだわり
- 作品の世界観
など、自分らしさを最大限に伝えることができます。サイトをきっかけに、人気イラストレーターへのステップアップに繋がることも。
今回は、ポートフォリオサイトの作り方をご紹介。自分の作品が一番引き立つページの作り方の基礎をチェックしましょう。
無料で使えるテンプレート
WEB制作サイトを使ってみると、コーディングが出来なくても簡単にWEBサイトが作れます。
クリエイター向けにギャラリー機能が充実した無料テンプレートを配布しているサイトも数多くあるので、一度作ってみましょう。
- Jimdo https://jp.jimdo.com/
- WiX https://www.wix.com/
今回はサンプルに、Wixの無料テンプレートを使いました。
URLはわかりやすく
URLとはWEBサイトのアドレスです。可能なら、出来る限りシンプルな物にしましょう。
× http://〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇.com
◎ http://〇〇.com
必須事項
ポートフォリオサイトを作るには
- イラストを閲覧しやすくする
- 自己紹介、問い合わせ先を付ける
という2つのポイントを必ず押さえます。
1.自己紹介
初めてサイトに来て、あなたに興味を抱いた時に見られやすいページです。
- クリエイター名
- 問い合わせ先
- 使用ソフト
- 実績(お仕事履歴)
を記載して、信用力を高めます。
意外と大事な問い合わせフォーム
忘れがちですが、問い合わせフォームは必ず付けておきましょう。
メディアの取材や新しいお仕事の依頼など、チャンスが広がる可能性があります。メッセージを既存のメールアドレスに転送する場合はサイトから送信されていることがわかるように、フィルタを付けておくと便利です。
実績公開は積極的に!
今まで何かお仕事をしたことがある場合は、実績(お仕事履歴)を掲載しましょう。大事なアピールポイントとなります。
実績公開の方法は、クライント名を記載した画像や、文字情報のみなど複数のパターンがあります。お仕事の内容やクライアントにより形式が異なるので、必ず確認しておきましょう。
2.見やすいギャラリーを作る
ギャラリーに求められるのは
- 複数のイラストが見られる仕組み
- 初めての人でもわかりやすい
という特徴です。
ややこしいサイトは、途中で見るのをやめられてしまう可能性があります。見やすさ、わかりやすさをいかしつつ、自分好みにカスタマイズして使ってみましょう。ポートフォリオサイト向けの、ギャラリーの代表的なフォーマットは以下の通りです。
バナー型
イラストの一部だけを見せるバナー型は多くの個人サイトで用いられてきたオーソドックスな形式です。
バナーをクリックすると、見たい作品が大きく表示されます。作品の数が増えると見づらくなるのでカテゴリーやジャンル別に分けるなどの工夫をしましょう。
コラージュ型
コラージュ形式は簡単にお洒落なページに仕上がる為、最も人気が高まっているデザインです。
トップページに置けばイラストを上げる度に画面が更新されるのでサイトを訪れる度に新鮮な気持ちで作品を見てもらいやすくなります。
一目で全作品を見せることができるのも、オススメのポイントです。全ての画像に作品のタイトルを表示することもできるので見栄えを考慮してカスタマイズしてみましょう。
スライドショー型
1枚1枚じっくりと見て欲しい時に有効な形式です。
- 自動で次のイラストがスクロールされるようなアニメーションを入れる
- 次に閲覧できる作品が透けて見える設定
などのアクションを入れておくとクリックせずに次の作品が見られるので、全体の閲覧率が上がります。
一覧型
全作品を万遍なく見て欲しい時に向く形です。
全て同じ大きさで表示されるので、作品の見せ方に演出がつけにくいですが安定した画面構成になります。
ローマ字表記で海外にも発信
作品にタグを付けると、画像検索をきっかけに来訪するユーザーが増えます。
ここでオススメしたいのが、表記にローマ字を使うテクニック。日本語や漢字を使わず検索できるので、海外からのユーザーの来訪が増えやすくなります。例えば『進撃の巨人』なら、「進撃」いう表記よりも「Shingeki」「Attack On Titan」「AOT」と表記します。検索ツールを使って、より浸透している表記は何かを確認してみましょう。
初めての人はTumblrを活用
これからサイトを作る人、初めてポートフォリオサイトを作る方はTumblrなどの画像専用のサイトが使いやすいでしょう。
イラストレーター向けの無料のテンプレートも数多く用意されているのも嬉しいですね。
▽Illustfolio https://sanographix.github.io/tumblr/illustfolio3/
(画像:Illustfolioサイトより引用)
いかがでしたでしょうか。
就職活動で使える、紙媒体やデータ送付型のポートフォリオの作り方はMUGENUP BLOGでご紹介しています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
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