平面的な「ベタ貼りっぽさ」を脱却! テクスチャの貼り方講座
2015.05.05
学園モノでよく登場する「制服」を、あなたは自信を持って描けていますか?
アニメや漫画はもちろん、モバイルゲームでも頻出の衣装です。漫画キャラクターっぽい可愛いらしさと実際にありそうなデザインの組み合わせは、ユーザーに愛されるキャラクターを作る上で大切な要素です。
今回はイラスト学習サイトPalmie提供、イラストレーターのやとみさんによる「女子高生の制服の描き方講座」を元に、
をご紹介します。可愛らしい制服の描き方を学びましょう。
記事の最後には動画解説があります。ブレザーやセーターを着た女子高生の描き方もあるので要チェックです!
代表的な女子高生の制服はブレザーとセーラー服ですね。他には、ジャンパースカートやボレロといった制服も女子高では多く取り入れられています。他にも様々な制服があるので、気になる方は「『tokimeki project』~制服の種類~」を見てみましょう。
制服キャラの個性のつけ方
同じ制服を着ている時におこりがちなのが、登場キャラクターが似た雰囲気になってしまうという問題。そのため、制服キャラでは個性付けが必要です。
などで個性性を演出することもできますね。
その他にも、アイテムにアクセントカラーを使うのも有効です。
リボンの色分けをしました。色彩心理を元にイメージを確認しましょう。
■赤
活発、情熱的、怒り
■青
爽やか、知性、寂しさ
■緑
おだやか、癒し、保守的
■黄
好奇心旺盛、ユニーク、飽きっぽい
■ピンク
優しい、幸福、幼稚
■紫
優雅、高貴、孤独
同じ制服でも色の使い方次第でキャラクターの個性が出せることがわかります。
リボンだけではなく、ネクタイやカーディガンなどの色合いも工夫してキャラクター性を表現しましょう。また沢山のキャラクターを描くときは、色によって学年の違いを表しても良いですね。
それでは実際に描いてみましょう。
今回はセーラー服の描き方を学びます。ブレザーの描き方やセーターの描き方は記事末の動画をチェックしましょう。
服が重なっている部分なので、厚みを意識しながら描きます。また、襟首は後ろに回り込むように描きましょう。立体感を出す要素のひとつです。
通常、制服は張り付く素材ではないので、体のラインが出にくいです。イラストとして見せる場合はクビレを出してスタイルをよく見せた方が映える場合もあります。
実際の縮尺と異なりますが、セーラー服の長さを腰辺りまでにすると、足を長く見せることができます。女の子のスタイルをよく魅せられるので、おすすめです。
制服のスカートで重要なのがプリーツ(スカートの折りひだ)です。全て同じ幅にすると単調になり過ぎてしまうので注意しましょう。
下のプリーツを描き終わったら、広がりを意識しながら上部に線を足します。
▽更に1UP!スカートにテクスチャを貼ってクオリティUP
靴は足より一回り大きいです。
密着させて描くと足袋のようになるので靴の厚みを意識して描きましょう。
▽靴の描き方講座(動画解説付き)こちら!
今回の靴下は難度の高い、三つ折ソックスです。
三つ折ソックスは厚みがあるので、回り込みを調整してハイソックスより厚みを意識しましょう。
以上が、今回の講座になります。
ここで紹介した内容は制服の一例です。本講座を通して自分の好きな描き方やオリジナルの制服デザインを作ってみてくださいね。
今回、ご紹介したセーラー服の描き方は、イラストや漫画の描き方が無料動画で学べる『Palmie』さんのコンテンツのひとつ。詳しい描き方は動画をチェック!