今回はイラストレーターのyaki*mayuさんが教えてくれる、初心者が陥りがちな描き方を原因から突き止めて解決を目指す講座。
今回は足の描き方です。
体の描き方に挑戦している方は、是非ご参考ください!
▼目次
なぜ足が上手に描けないのか
イラスト初心者は、キャラクターの足まで描かないことが多くなりがち。そのため、いざ描こうとすると上手く描けなくて困ったりしませんか?
例えば、こんな感じの足になってしまう場合です。
一体何がいけないのでしょう?
今回はそんな「なぜか上手く描けない!」の「なぜか」をハッキリさせて、解決する方法を紹介します。
足が上手く描けない理由1:「足に厚みがない」
この「なぜか上手く描けない!」イラストは、なぜ上手く見えない印象なのでしょうか。
このイラストでは、足が平らな形になっていて、厚みがありません。
実際の足は意外と厚みがあり、台形のような形をしています。
ですので、このように足が平らな形にだと、下手な印象に与えてしまいます。これが「なぜか上手く描けない」の「なぜか」のひとつです。
足が上手く描けない理由2:「かかとが描かれていない」
この「なぜか上手く描けない!」イラストをさらによく見てみましょう。
つま先が地面に触れるような体勢のイラストですが、かかと部分がなくなっています。
これも「なぜか上手く描けない」の「なぜか」です。
つま先が地面に触れるような体勢の場合、足首を軸にしてかかとの位置も移動します。
そのため、本来かかとは、足首からかなり飛び出た位置にきます。
解決!足が描けるテクニック
「足に厚みがない」のと、「かかとが描かれていない」場合に、下手な印象になってしまうことがわかりました。
では、どうしたら解決できるのでしょうか?
簡単なのは「台形から足を描く」方法です。
まず最初に、台形を描きます。高さが低い台形にならないよう気をつけましょう。
横向きの足は、かかとが足首よりも少し飛び出すことを意識しましょう。
次に、指を描きます。
あまり難しく考えず、足の指の部分を足します。正面向きの足の場合、親指側の方が長くなることを意識しましょう。
肉付けをします。
足の甲は少し膨らますと、より自然な印象になります。かかとは丸くなるように、少し補正しましょう。
最後に靴や靴下を描いたら完成です。
最後に
以上で今回の記事はおしまいです!
初心者の頃は足を描くことを敬遠しがちで、成長しにくい部分だと思います。
しかし、足が描けるようになれば、イラストの構図やポーズに幅が広がり、描きたいと思ったイラストを描けるようになります。そうすればもっともっとイラストを描くのが楽しくなるので、是非チャレンジしてみてください。
まとめ
「なぜか上手く描けない!」の「なぜか」は
- 足の厚さが足りない
- かかとが描かれていない
「解決方法」は
- 台形から足を描く
これからも頑張って、いちあっぷしていきましょう!それでは、ありがとうございました。
著・画 yaki*mayu
web: http://yakimayu.com
twitter: https://twitter.com/yaki_mayu
Pixiv: https://www.pixiv.net/member.php?id=1689995
フリーランスのイラストレーター。萌系イラスト中心で主にソーシャルゲームなどのキャラクターデザイン、スチル、カードイラストなどのお仕事をいただいております。晋遊舎「デジ絵の文法」「イラストレーションスーパーテクニック」での執筆や、オンラインイラスト講座サービス「Palmie」で講師をさせていただいたりと、絵の先生としても活躍させていただいています。