今回はプロイラストレーターであり、Vtuberとしても活動しているまさるドット子さんによる『【ペンタブレット】板タブと液タブどっちがいい?【プロの意見】』の動画を元に、ペンタブレットのメリットとデメリットを解説していきます。
ペンタブレットの購入を考えているけれど悩んでいるという方は、ご紹介するそれぞれの特徴を参考にしてみてください。
▼目次
板タブのメリット・デメリット
板タブと液タブにはメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
板タブのメリット
板タブは数千円~数万円の価格で入手することができ、学生の方でも比較的選びやすいです。
また、液タブよりもサイズが小さいため作業スペースが確保しやすく、ペンを動かすときにも小さな動作で絵を描くことができます。絵はディスプレイに映して作業するため、頭を動かさずに前を向いたまま手元の板タブで絵を描くことが可能です。また、非電源の為、熱くならないです。
ペン先の消耗などはありますが、板タブ本体は10年以上使用しても壊れにくい利点があります。
板タブのデメリット
板タブに描いたものがディスプレイに表示されるため、慣れないうちは頭の中にある描写位置とディスプレイに映っている表示位置の違いに使いづらさを感じることがあります。
液タブのメリット・デメリット
液タブのメリット
液タブに絵を表示して描くため、画面とペンのズレもなく初心者でもすぐに絵を描きやすいです。また、ペンの座標を認識しやすいので描画の多い絵や漫画を描くのに向いています。
人にもよりますが、液タブで絵を描いているとプロ意識が高まりモチベーションを上げることにも繋がります。
液タブのデメリット
液タブは安くても数万円以上の価格になるため、学生の方には敷居が高く選びにくいです。また、板タブと比べて配線ケーブルが多くなります。
液タブは仕様上、描写とペン先に視差が発生するので若干ながらパースがかかります。
さらに、液タブはサイズが大きいため、長い線を描くにはペンを大きく動かす必要があります。また、液タブを使用する際はマルチディスプレイで作業することが多く、その動きに伴いに頭や体を動かすことが多くなります。
板タブと液タブ、結局どっちがいいの?
板タブと液タブどちらを買っても「正解」です。
プロだから液タブということはなく、板タブも使います。理由は様々で純粋に自分との相性が大事です。また、液タブを使うことで絵が上手く描けるということもありません。
なので、なんでもいいので1つ、ペンタブレットを購入してみましょう。実際に使ってみることで相性がわかります。板タブは数千円から、液タブは数万円からの値段となっているので、まずは安価なものから使ってみることをおすすめします。
どちらのペンタブレットも使い始めは慣れない状態からです。数回の使用では相性に気づきにくいため、数か月間以上使用して自分に合った性能のペンタブレットを選んでいきましょう。
あとがき
板タブも液タブもメリットとデメリットがあります。「液タブを使ったら絵が上手くなる」「プロは液タブを使う」という考えは間違いです。
どのペンタブレットでも、使う人の能力次第で機能を活かすことができます。是非実際に使用して自分に合ったペンタブレットを探してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!
こちらの動画では、詳細な解説を聞くことができます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。
記事元の作者:まさるドット子
プロのイラストレーター系Vtuber。YouTubeにてお絵描き講座やイラストレーターに関する情報を発信し、Live2D制作も多数手掛け活躍。
Twitter:https://twitter.com/masarudottoko
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC-tS2U8BB8qTo2tVhoZ30Aw