イラストレーターのkoutetu yarouです。
今回は「絵が上達するには」というテーマでお送りいたします。私は2015年から絵を描き始めた人間で、独学で描き続けてきました。その経験から学んだことを本記事を通してお伝えできればと思います。
▼目次
イラストが上達する練習方法
デッサン・パース・他人の絵を研究したり、ひたすら描いたり、逆に描かなかったり……。自分も様々な方法を模索してきましたが、効果を実感したことは意外と絵に関係ないことだったりしました。
絵を上達させる為に大事なのは「環境」
単刀直入に今回のテーマを挙げてしまうと「環境」だと思います。絵の練習はもちろん、絵を描くことそのものが最も効果的なのは言うまでもありません。しかし絵を描く前に作業環境や生活を整えることでより長時間練習に取り組むことができるのです。
イラストが上達する「環境」とは
そのまま自分の生活リズム・作業環境・食べるものや運動といったものです。
「えっ、めっちゃ絵と関係なくない?」って感じですけど、ちょっとだけ読んでもらえると有難いです。
「運動」をしよう
運動することで体調が整い、健康であることは、机に向かう時間を延ばすことができ、それ分だけ不健康な時よりも、長く作業することができるようになります。
作業時間が延びればそれだけ上達するチャンスが増えるということです。
それだけでなく、適度な運動は全身の血流を促進します。
専門的な話になりますが、テストステロンやセロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリン・エンドルフィンなどが分泌されるようになり、精神的にもポジティブ、インスピレーションも不健康な時より格段に生まれるようになります。
つまり、運動は創造性を生み出すのです。
もちろんこれらは個人差がありますし、不健康で退廃的な作風というのも大好きなので一概に運動が全てを解決するとはいいきれません! でも自分的には「これが結構効果あったんだよなぁ」って思っています。
しかし運動って面倒くさいときもあると思います。自分も「よっしゃジムやウォーキング頑張るゾッ!」ってタイプではないです。ですが今はVR機器や運動を伴うゲーム機が割と手軽な値段で手に入ったりする世の中です。自身との付き合い方から考えて取り組んでみましょう。
イラストが上達する作業環境とは?
絵を描き始めた頃、部屋はゴチャゴチャしていました。マンガとかベッドとかで部屋は割と狭いことに……。オマケにイスも適当な安物で作業をしていたので、あっという間にお尻と腰が爆発寸前でした。
長く机の前に居ることができず、お尻の痛みを和らげるためにベッドでマンガを見ながらゴロゴロしとおり、まったく作業がはかどりません!
それを解消するために、まず作業を行う部屋の家具をパソコン・机など仕事に直結するものだけにしました。
掃除も簡単で、気も散ることが減り作業時間の増加にかなり影響が出ました。部屋で運動するスペースも生まれて、良いことが多いです。
椅子もゲーミングチェアなど長時間座れるものに変えるといいでしょう。肉体的なストレスが減りより集中できます。
作業環境の変化でどれくらい変わったのか
これが2019年くらいの絵です。こんなんでも丸一日かかっていました。
作業環境があまりよくなかったので、体力が足らず、しかも集中できずに、全身すら描けずに力尽きていますね……。
こちらが最近描いた2021年の絵です。驚くことに作業にかかった日数はあんまり変わってません。
長い時間集中できるようになったおかげで練習に割り当てできる時間が増えたおかげでクオリティも上がってくるようになりました。
小さな事から変えていくことが大事かも!
数年前、だれにも見向きもされず、棒にも端にもかからない虚無の時期が当然あったのですがそれを脱するきっかけだったのか「環境」の見直しでした。絵を上達するにはまず、それを行う土壌を整えなければうまくいきません。
皆さんの上達と成長を願っています!ともにがんばりましょー!
著・画 koutetu yarou
フリーランスコンセプトアーティスト・イラストレーターとして活動中。